GitHub Copilotと作る Pythonで OpenGL 3Dプログラミング
第1回「開発環境を整えよう」
はじめに
前回は、このシリーズの概要とGitHub Copilotを活用した開発スタイルについて紹介しました。
今回から、実際の開発に入っていきます。まずは、Pythonで3Dプログラミングを行うための開発環境を構築しましょう。
必要なもの
このシリーズを進めるにあたって、以下のものが必要です:
- Python 3.10以上: 型ヒントなどの新しい機能を使用します
- VS Code: 開発エディタとして使用(GitHub Copilotとの連携に最適)
- GitHub Copilot: AIコーディング支援(有料サブスクリプションが必要)
開発環境の構築
1. プロジェクトディレクトリの作成
まず、プロジェクト用のディレクトリを作成します。
mkdir PythonOpenGL cd PythonOpenGL
2. Python仮想環境の作成
プロジェクト専用のPython仮想環境を作成します。これにより、他のプロジェクトとパッケージのバージョンが競合することを防げます。
# 仮想環境の作成 python3 -m venv .venv # 仮想環境の有効化(macOS/Linux) source .venv/bin/activate # 仮想環境の有効化(Windows) # .venv\Scripts\activate
仮想環境が有効になると、ターミナルのプロンプトに(.venv)と表示されます。
3. 必要なパッケージのインストール
3Dプログラミングに必要なパッケージをインストールします。
pip install glfw PyOpenGL numpy imgui-bundle
各パッケージの役割:
| パッケージ | 役割 |
|---|---|
glfw |
ウィンドウの作成、キーボード・マウス入力の処理 |
PyOpenGL |
OpenGLのPythonバインディング(3D描画API) |
numpy |
数値計算ライブラリ(行列計算、頂点データ処理) |
imgui-bundle |
デバッグUI、パラメータ調整用のGUIライブラリ |
4. インストールの確認
パッケージが正しくインストールされたか確認しましょう。
pip list | grep -E "glfw|PyOpenGL|numpy|imgui"
以下のような出力が表示されれば成功です(バージョンは異なる場合があります):
glfw 2.10.0 imgui-bundle 1.92.5 numpy 2.3.5 PyOpenGL 3.1.10
プロジェクト構成
今後、以下のようなディレクトリ構成でプロジェクトを進めていきます:
PythonOpenGL/ ├── .venv/ # Python仮想環境(Gitには含めない) ├── src/ │ └── main.py # メインプログラム └── README.md # プロジェクトの説明
srcディレクトリの作成
mkdir src
動作確認用のコード
環境が正しくセットアップされたか確認するため、簡単なテストコードを作成しましょう。
src/main.pyを以下の内容で作成します:
""" PythonOpenGL - 環境構築確認用コード """ import sys def check_packages() -> bool: """必要なパッケージがインストールされているか確認する""" packages = { 'glfw': 'glfw', 'OpenGL': 'PyOpenGL', 'numpy': 'numpy', 'imgui_bundle': 'imgui-bundle', } all_ok = True print("=== パッケージ確認 ===") for module_name, package_name in packages.items(): try: module = __import__(module_name) version = getattr(module, '__version__', 'unknown') print(f"✓ {package_name}: {version}") except ImportError: print(f"✗ {package_name}: インストールされていません") all_ok = False return all_ok def main() -> None: """メイン関数""" print("PythonOpenGL 環境構築確認\n") if check_packages(): print("\n全てのパッケージが正しくインストールされています!") print("次回から、実際のOpenGLプログラミングを始めましょう。") sys.exit(0) else: print("\n一部のパッケージがインストールされていません。") print("pip install glfw PyOpenGL numpy imgui-bundle を実行してください。") sys.exit(1) if __name__ == '__main__': main()
動作確認
作成したコードを実行して、環境が正しくセットアップされているか確認します。
# 仮想環境が有効になっていることを確認(プロンプトに(.venv)が表示されているか) # 有効になっていない場合は以下を実行 source .venv/bin/activate # macOS/Linux # .venv\Scripts\activate # Windows # 確認コードを実行 python src/main.py
以下のような出力が表示されれば、環境構築は完了です:
PythonOpenGL 環境構築確認 === パッケージ確認 === ✓ glfw: 2.10.0 ✓ PyOpenGL: 3.1.10 ✓ numpy: 2.3.5 ✓ imgui-bundle: 1.92.5 全てのパッケージが正しくインストールされています! 次回から、実際のOpenGLプログラミングを始めましょう。
VS Codeの設定(推奨)
VS Codeを使用している場合、以下の拡張機能をインストールすることをお勧めします:
また、ワークスペースでPython仮想環境を認識させるため、VS Codeでプロジェクトフォルダを開いた後、コマンドパレット(Cmd+Shift+P / Ctrl+Shift+P)から「Python: Select Interpreter」を選択し、.venv内のPythonを選択してください。
まとめ
今回は、Pythonで3Dプログラミングを行うための開発環境を構築しました。
- Python仮想環境の作成
- 必要なパッケージ(glfw, PyOpenGL, numpy, imgui-bundle)のインストール
- 動作確認用コードの実行
次回は、GLFWを使って実際にウィンドウを表示してみます。いよいよOpenGLプログラミングの第一歩です!
前回: 第0回「このシリーズについて」